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やりたいこと ・・・ すぐ答えられますか?

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面接やスタッフ面接で「あなたのやりたいことはなんですか?」と尋ねることがあります。


たいていは「ホテリエです」「レストランスタッフです」等の職種・職業名が返ってきます。


では「そこで何をしたいですか」「何を成し遂げたいですか」と質問すると、少し考える人がほとんどです。その後に何かしらの答が返ってきます。



ホスピタリティ産業ではこれが問題です。というより、改善点です。


フロントで働きたい、レストランで働きたい、バンケットで働きたい ・・・ いろんな場所で働く自分をイメージするのはとても良いことです。


ただ、その職種について「何をしたい」のか即答できない、少し考えて答える状態では、お客様に対しその対応は出てきません。少し考えて出る答は普段はその人の意識にはなく、その行動には現れません。



全ての職業に対して言えることかもしれませんが、「やりたいこと」とは「その職業に就いてお客様や消費者の方々にどうしたいのか」まで答えらなければいけません。


例えば私たちディライティングオールのスタッフが「やりたいこと」は「お客様の人生に銘す想い出を創造する」ことであり、これが常に頭にあるのでその場その場でどう動くのが最善か、自然と判断できます。



皆さんもぜひ自分の「やりたいこと」を考えてみてください。


フロントに立つ、レストランでお客様にお料理を提供する、バンケットでサービスを行う ・・・ そこで自分が成し遂げたいことは何ですか?


チェックアウトの時にお金を貰う、お料理を運んでその後バッシングする、お客様のグラスが空いていたらお声掛けする ・・・ ホスピタリティ産業に自ら入ってきた人は、そんな物理的な行為だけが目的ではなく、その先に必ず何かがあるはずです。


それをもう一度、自分で理解し、それが常に頭にある状態(常にお客様に対してスタンバイ出来ている状態)にしておきましょう。


写真は以前働いていたホテルでお客様から頂いたお礼状に添えられていた、手描きのお多福です。私の宝物の一つです。

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