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本を読む人、読まない人

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本を読みますか?


読む人と読まない人では、知識だけではなく経験値にも大きな差が出ます。


「本を読むより自分で経験したほうが身になる」という人がいます。もちろんそうです。


しかし「本を読んだうえで、自分も同じように出来るか試してみた」という人や「本を読んで新たなヒントや道を見つけることができた」という人も多いはずです。


また自分が経験できないことを疑似体験することにより、自分の中に何かが芽生えたり、定着することも多々あります。


実際に私たちもホテルの現場で先人たちが残してくれた情報を基にお客様に喜んで頂けたり、また危険を回避することが出来たりしています。



いろんなジャンルの本があり全ては網羅出来ませんので、ここではビジネススキルに関する書籍を前提にします。


事業再生に行くと同じマネージャークラスであっても「基礎から教えるべき人」と「ある程度のレベルからアドバイスすればいい人」に大きく分かれます。



その人たちの差は何か。



その大きな差を生んだ要因の一つは、「読書量」やそれに類する「勉強量」です。


同じような現場で同じように働いていると、物理的なスキルやその場にある知識は同様に身についていくでしょう。


しかし、事業再生ではその場にない知識、そこでは使っていないスキルや情報が必要になってきます。


当たり前です。その場にある知識とスキルでは改善できなかったので、新たな知識やスキルを注入しなければなりません。



その時に「読書」や「勉強」をしていない人たちには「予備知識」や「余計な知識(これまで使っていない知識)」などの「余力」がありません。


読書していた人たちには「余力」があるので、新しい業務やスタイルにも臨機応変に対応出来ます。


また私たちが提案したことに対して、このホテルにはもっとこうしたほうが合っている、など提案もしてくれます。



読書は「自分が経験していないことを疑似経験させてくれる」タイムスリップや、実際に体験するよりも時間を短縮できるとても有益なアクションです。


読書を軽んじる人たちは「机上の空論より現場で行動」ということを言われます。ある意味正しい。


しかし「机上の空論を実践に持ち込んで、その論理を行動に活かす」場合には、現場で行動しているだけの人より数段上のポテンシャルと結果を出すことが出来ます。



さらに、本には自分が現場で考え、工夫し、ねじりだす答が最初から書いてあることもあります。その場合、自分の時間をもっと有効に使うことが出来ます。


その本の知識を土台に、同じ時間を使ってその求めようとしている答よりさらにベターな答を導き出すことも出来ます。



読書がもつ「効果」「効能」を一度見直して、自分の生活や仕事に活かしてみませんか。

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