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「中が見えないお店」は損しているかもしれません

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一時期流行った「隠れ家的な雰囲気」「閉ざされた入り口」は、確かにかっこよくおしゃれな雰囲気に見えます。


各店舗ごとにコンセプトがあるので一概には言えませんが、「売上」「集客数」を重視する場合、この雰囲気づくりには欠点があります。



皆さんも経験があると思いますが、中が見えないお店は「どんなお店なんだろう?」という興味が湧く半面、それに対して「入りづらい」「扉を開ける勇気がない」という人間の心理が働きます。


オーナーからは「ネットで宣伝しているから大丈夫」や「SNS系を活用して情報発信している」などの声も聞きます。


確かにそれを見て来店されるお客様もいらっしゃるでしょう。


しかし普段からお店の近くを歩いている人たちが常にネット検索してくれるとは限りません。目の前を通っている人たちを取り込む方法も検討すべきです。



出来れば扉や窓から中の様子が見えると一見さんの心理的負担は少なくなり、「どんなお店か」「一人でも座れそうか」「四人席で座れそうか」「常連だけで盛り上がっていないか」等を判断し、「ちょっと入ってみようか」という心理になります。


また春や秋など快適な季節の時にはドアを開放しておいたり、少し開けておくのも一つの手です。



では現時点でそのような造りになっておらず、改装も出来ない場合はどうすればいいのでしょうか。


ランチやディナーのフードやドリンクメニューを書いたり写真を載せたりしている入り口看板は見かけますが、店内の様子がわかる写真はあまり見かけません。


ここを大きく変えましょう。もちろんフードやドリンクメニューは重要ですが「店内がどんな雰囲気なのか」、それを伝えるのも重要です。


オーナーやスタッフは普段から店内外にいるため、その店の雰囲気は当たり前のように知っています。その為「その店の雰囲気を新規のお客様は全く知らない」というこれも当たり前のことに気づいていません。


看板には新作メニューやイチオシメニューを出しがちです。もちろんこれも重要ですが、どこかに店内の様子を伝える部分を載せましょう。



機会があれば、初めて来たお客様に「外観に関する詳細なアンケート」を取ってみて下さい。まずこの「第一歩」「踏み込む勇気」を改善しなければ、自分たちが考えるよりもお客様入店のハードルは高いかもしれません。



上記は店舗での集客に関する一つの方法です。もちろん「あえて中を見せない」「多くのお客様を取らない」など様々なコンセプトはありますので、自社のスタンスを明確にしたうえで売り上げアップ施策を行いましょう。

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