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あなたのホスピタリティを障がい者の方々へ向けてみましょう

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コンサル先にこのタイトルの様なことを提案すると、ほぼ100%尻込みされます。
(まぁ、関心のある方ややる気のある方は既に何かしら取り組んでいらっしゃいます。)

尻込みされる理由として「バリアフリーではない」「お手洗いが対応していない」「アレルギーに対応できない」「食事の準備がよくわからない」「問題が起こった時に責任取れない」等、出来ない理由のオンパレードです。

こんなお店や企業が本当に多いのです。積極的に受け入れを表明している企業はとても少ない。だからこそあなたのホスピタリティをそこにも向けてほしい、と伝えます。


ビジネス面で考えた場合、競合の少ない優位性を持った他社とは違う企業になれます。そして、利用する場所が限られている障がい者の方々にはとても喜ばれます。Win-Winの関係を作ることが出来ます。「出来ないこと」と思っていても「工夫次第で出来ること」はあります。物理的には難しくてもスキルと工夫で対応できることはあります。

物理的な問題としてはお手洗いが一番大きいので、まずこの対応・対策は最優先で検討しましょう。リフォーム出来るといいのですが、コスト面で無理であれば近くでご利用頂けるところはないか探したり、どうしても無理であれば通常のお手洗いご利用可能な障がい者の方々だけを対象にすればいいのです。

すべての障がい者の方々を対象に考えると、中小企業や個人事業主にはとても無理です。自分の提供できるスペースとスキルを十分検討し、どの障がい者の方々にご利用頂けるのか、ポイントを絞ればいいのです。最初から「無理」と考えるのではなく、「全部は無理だけど出来そうなところ」を探しましょう。


私が障がい者へのサービスに関心を持っているのは、祖父は目が見えず伯父は耳と言葉が不自由でその生活の大変さを見てきたからです。

大きな体の祖父に小さな祖母が寄り添い、いつも付きっ切りでご飯や生活の世話をしていました。毎朝、祖母が祖父の白目?に注射を打っていた光景も覚えています。外に出かけるとなると、もう本当に一大イベントで入念に計画を立てていた様です。現在の様にインターネットなどなく、情報収集は本当に大変だったと思います。

また伯父の姿で強烈にそして鮮明に覚えているのは、私が小学生の頃伯父がタケノコ掘りに行って台車で戻ってきた時、通りがかりの女性が伯父の後ろから「タケノコ売ってください」と声をかけていたのです。当然伯父は気づかず、その女性は無視されたと思いかなりの暴言を吐いて去っていきました。そんな伯父の姿をしょっちゅう見ていました。本人は気づいていないので、よかったと思ったこともあります。


私達がほんの少しだけ視野を広げスキルアップし間口を広げれば、障がいを持つ方々の生活空間や楽しみも広がります。想像以上に喜んで頂けます。全ての方は無理だとしても、いまある設備・ソフトで接客できる障がい者のお客様はたくさんいらっしゃるはずです。

そしてこの取り組みはこれまで対象としてきたお客様の範囲が広がることとなり、売り上げアップにも繋がります。ボランティアでは続きません。きちんと利益を出してビジネスとして取り組むことが重要です。多少の割引はもちろん構いませんが、十分な利益を出すことで次回ご利用や別の障がい者の方々にご利用頂ける環境を整えていけます。それがお互いの幸せに繋がります。ビジネスと捉えて取り組みましょう。


いろんな障がいを持ついろんな方々に、あなたが出来るだけのホスピタリティでいいので意識を向けて下さい。



写真:Pixabay · 魅力的なフリー画像 https://pixabay.com/

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