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自信と疑心 ・・・「正しいと思ってやっている」ことが正しいか

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事業再生先で「いや、私たちはこれが正しいと思ってやってきています」と、私たちの提案を撥ね退けられることがあります。


皆さんそれぞれプロとしての矜持を持って仕事をされているので、その気持ちは十分にわかります。もちろんそれがプロとしての必要要素でもあります。


ただ、もう一歩進む為に、もっと上に進む為には「自分が持っているプロ意識、矜持は本当に正しいのか」を常に自問自答する必要があります。その気持ちがない人は多く、このような人は単なる「独りよがり」「うぬぼれ」です。この人たちには何をアドバイスしても「いや自分は自分のやり方があるので」という会話で終了します。



以前何度かお話しましたが、私たちもうぬぼれた時期があり、ある日突然「自分たちの意識は独りよがりのうぬぼれで、こんなレベルでかっこつけている自分たちは恥ずかしい」と気づきました。井の中の蛙です。


仕事が出来る、誰にも負けない、そんな気持ちでいた頃もありましたが、急に自分たちの小ささに気づき、恥ずかしさを感じたものです。



私が大学を卒業した後に勤めた会社で、同じ部署にA大大学院を出た方がいらっしゃいました。この方は、どんな上司が何を言ってきても「いや、私なりの方法があるのでそれでやります。」と応えていました。


もう一人、B大大学院を出た方がいらっしゃったのですが、この方は常に「自分は知らないことが多すぎる」「以前はこうだったけど、いまは違うかも」と言いながら、いろんな部署へ相談に行き、メモを取ってそれをすべて自分の知識として吸収されていました。


まず単純にどちらが人として好かれるか、そして伸びるかはお分かりになると思います。実際にこのお二人はまだその会社にいらっしゃいますが、立場(役職)は非常に大きく離れています。もちろん、後者の方が上です。



本当に仕事が出来る人、何かを良くしようとしている人、改善しようとしている人、自分を伸ばしたいと思っている人は、常に「自分を疑う」心を持っています。


「自信」と「疑心」、この二つの感情は自分を成長・改善したい人には必須です。



事業再生現場でも、まずこの二つの心を持って貰います。これまでやってきたことでの成功している部分での自信、上手くいかなくて経営が傾いてしまった/CSの評価が下がってしまった部分への反省(過去の自分達への疑心)、この点を自分たちではっきりと自覚する必要があります。



全てのビジネスパーソンにおいて、自分の仕事に対する「自信」は必須です。しかし「疑心」を持っていない「自信家」は「イタイ人」です。


「自信」と「疑心」、常に意識して下さい。



写真は、私が自分の内面を見つめなおしたい時によく訪れる熊本「本妙寺」です。以前、参拝した時に撮ったものです。

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