18.12.17
評判の悪い施策をやめる時、印象には差が生まれます
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なんにでもチャレンジするホテル・旅館・飲食店、素敵です！伝統を頑なに守ることももちろん素敵ですが、それでも時代に合わせた多少の変化は付き物です。
何か「新しいことを始める」、これ自体はなんら反対はありません。ただその方法は慎重に検討したほうが良い場合もあります。今回はその一例をお伝えしましょう。
例えば、これまで焼き肉店だったお店が、その肉の知識を活かして「旨いスープのラーメン」を売り出すとします。
それを「新規メニュー」として出すのか、「期間限定メニュー」として出すのか、ここでお客様へ与える印象が大きく変わってきます。
これは「そのラーメンが当たらなかったとき」のクロージングに関係することです。
そのメニューの評判が悪く、利益も出ないと判断してやめる場合、「期間限定のメニュー」であれば、このラーメンはそれを理由に終了出来ます。お客様は単に「限定期間が終了した」と思われるだけです。
それに対し「新規メニュー」として出したラーメンが短期間で終了した場合、お客様は「あのラーメンは不人気だったんだな」という印象を持たれます。
上記の様な短命のメニューが1,2回であれば特に問題ありませんが、数回発生するとお客様は「あの店はメニューがどんどん変わる(悪い意味で)」というイメージで見始めます。それはお店のブランディング、イメージ戦略としてはマイナスでしかありません。
これはあくまで一例ですが、このように新規メニューを出す場合は「当たらずに止めてもお客様に悪い印象・影響を残さない」方法も考えておきましょう。
チャレンジすること自体、私たちは基本的に大賛成です。ただビジネスですので「うまくいかなかったとき」のことを考えておくことも大切です。
その「うまくいかなかったとき」にどのようにクロージングするのか、それがお客様にどのような印象を与えるのか、その点もシミュレーションして対策を行いましょう。
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