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ダンスフロアとバルコニー・・・うまくいかないときは足元を見過ぎ

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 仕事でもプライベートでも、やろうとしていることが上手くいかない、ということは誰にでもよくあることだと思います。その時に「その中でもがく」のか「一度離れて客観的に見直すのか」、それでその後の状況は大きく変わります。また、それまでプレイヤーだった人がリーダー/マネージャーの立場になった時、自部署を客観的に見る力が新たに必要となります。

 それを端的に表した言葉が「ダンスフロアとバルコニー」です。ハーバード・ケネディ・スクールのハイフェッツ教授のクラスを描いた「リーダーシップは教えられる」という本の中で使われている比喩の一節です。私がこの言葉を知ったのはFM FUKUOKA「BBIQモーニングビジネススクール」でグロービス経営大学院 荒木博行さんがお話しされているのを聞いた時でした。通勤途中の車内で聞きながらすごく腹落ちし、すぐその場で車を停め、「ダンスフロアとバルコニー」とメモ書きしたのを覚えています。

 今回このコラムを書くために検索したら、その番組時の内容と音声ファイルが掲載されていました。おすすめです!(※ 内容はお読みいただけますが、音声ファイルは利用不可になったようです)

https://globis.jp/article/1391


 私がここで説明するより、こちらを読んで頂くと「ダンスフロアとバルコニー」の意味がよくわかります。私は吹奏楽でマーチングもやっていたのですが、自分がプレイヤーとして参加していると隊列の乱れや遅れはなかなか気づきません。上級生になりリーダーとして体育館の上の階から全体を見ると、いつも遅れる後輩や隊列を乱しがちな同級生をはっきりと確認出来ました。それをどう解決するか、例えば配置転換をしたり、具体的な足や手の動きを指示したり、これは客観的に全体像を見ることが出来たので気づき、アドバイス出来たことです。

 これと同じことが「ダンスフロアとバルコニー」という言葉に端的に表されています。私の好きな言葉として、いまも手帳に記載してあります。

 またいつの回かは忘れましたが、欠かさず聴いている毎週日曜 17:00~ FM FUKUOKA(TOKYO FM)の人気番組「NISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~」で、刈谷勇が「うまくいかないときは足元を見過ぎ」と言っていました。この言葉もすごく耳に残り、手帳に書いています。

 私は考えが煮詰まったり上手く進まない時は、まず場所を変えます。事務所からカフェに移動したり、外出したり、いつもと違う店でくつろいだり、とにかく目に見える風景や空気感を変えます。またPC作業をタブレットや手書き作業に切り替えたり、意識的にも物理的にも頭を切り替えるようにしています。先輩からの教えで「外に出て何も考えず大きく深呼吸」もします。

 上手くいかないときはどうしても不安や焦りから、見方や考え方が短絡的・短期的になってしまいます。自分のことを「客観的に俯瞰的に見てみる」ことを思い出しましょう。上記サイトには「幽体離脱」してみましょう、みたいなことが書いてあります。良い表現ですね。



写真:Pixabay · 魅力的なフリー画像 https://pixabay.com/

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