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SWOT分析/TOWS分析・・・定番中の定番、理解必須の分析を自社・自分に活かす

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SWOT分析はマーケティングを説明する本には必ず載っている分析方法で、基本中の基本です。ビジネスだけでなく自己分析にも活用できます。知らない方はここで概要をつかんで、ぜひいろいろ検索・学習してみて下さい。


SWOT分析とは、Strengths (強み)・Weaknesses (弱み)・Opportunities (機会)・Threats (脅威) の頭文字で、この4項目にて内部環境や外部環境を分析、問題点や改善点を洗い出し戦略へ活かしていく手法です。


自社の「外部環境」「内部環境」を「プラス面」「マイナス面」に分けて洗い出します。



この分析を始める前に「経営資源(リソース)」と呼ばれる自社(自分)のヒト、モノ、カネ、情報を把握しておきましょう。また以前紹介した PEST分析、5F分析、3C分析 を行っておくと、より明確に素早くSWOT分析することが出来ます。


以前私が担当した旅館のSWOT分析例を少し変更して簡単に説明します。


■ Strengths ・・・ 強み

すぐ近くに有名な観光地がある / 料理人の評判がとてもいい / 交通の利便性がよい / リニューアルしたてで清潔感がある ・・・


■ Weaknesses ・・・ 弱み


新人が多く教育が追い付いていない / 料理提供に若干時間がかかっている / 付帯売り上げがほぼ無いに等しい / インバウンドに対応できる語学力・準備がない ・・・


■ Opportunities ・・・ 機会


近くの観光地が世界遺産登録が検討されている(その後登録) / インバウンドが増えてきている / 新幹線が開通する ・・・


■ Threats ・・・ 脅威


大手ホテルチェーンの進出が予定されている / 漁獲量が減っており仕入れ値が上がる予想 / 新幹線開通後、素通りされる可能性 ・・・


このような分析を行い、それを戦略に活かしていきます。

フィリップ・コトラーはSWOT分析を入れ替えて TOWS分析 を提唱しています。外部環境から内部環境へ分析を進めていきます。

SWOT分析にせよTOWS分析にせよ、まずは自分がわかりやすい分析をやってみましょう。その上でどちらが自分の環境にあっているか判断し、自社・自分の戦略に活かしていきましょう。

SWOT分析にはさらにクロスSWOT分析など発展形があります。ご自身にはどれが適しているか、ぜひいろいろ試してみて下さい。

CATEGORY

Marketing Strategy


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Director