23.03.15
あるお宿で始めた「自分絵ハガキDM作戦」
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あるお取引先ホテル。
以前作成された「自社ホテルが写った絵ハガキ」が大量に余っていました。昔はそのような絵ハガキをよく見かけた気がします。いまもあるとは思いますが。
2年程前、この絵ハガキが廃棄されることを知り、ある提案をしました。それは「絵ハガキDMにすること」です。「絵ハガキDM?いろいろ問題があるんじゃない?」と思われた方も多いでしょう。いまは個人情報保護やお忍び旅行など、宿側が気を付けなければならない点が多く、DMのハードルはかなり高い状況です。
そこで、その絵ハガキを使って「自分自身に旅の思い出を送って貰う」ことに。
■今回の旅の思い出を絵ハガキに書き、ご自身で送り先もご記入いただく
■他に送りたい方がいらっしゃったら、その方への発送でも可
■投函は2年以内の月であればいつでも指定可(毎月末頃に投函)
実際に投函する際には、次のような点に気を付けています。
■絵ハガキには、その時に発売されている記念切手を使用
■依頼された絵ハガキは希望年月のファイルにまとめておく
■郵送先には週後半(木金)に着くように投函する(週初めより、レジャーへの気持ちの余裕がある)
この絵ハガキDMはかなりの効果があり、お客様の中には「自分の絵ハガキで、思い出がよみがえった」と、再訪問いただいた方も少なくありません。さらにいまは内容が広がり、ご自身やご家族の写真をスマホで撮影し、その場で絵葉書にしてあげたり、無地のハガキ全体にご自身で絵を描かれたり etc
お客様のご要望にお応えしているうちに、「自分絵ハガキDM作戦」 は大きく成長、名物になりつつあります。
「お客様が自分に出すDM」は、宿側のハードルも低く、郵便代程度です。通常のPR費用と考えれば格安です。この宿では、最初はホテルの絵ハガキを使っていましたが、上記のように様々なタイプに広がっています。地域の絵ハガキでも通常のハガキ(宿の情報は何かしら印刷しておく)でも良いと思います。様々な応用ができる取組です。皆さんもぜひ検討してみて下さい。
お取引先の了承を得て、コラムにまとめました。
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