18.12.13
エリアマーケティングとローカルフィット戦略の重要性
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大手チェーンやグループの傘下に入っているホテル・旅館・飲食店では、本社が立てる戦略には全国の地域格差や特性は基本的に考慮されず、本社が一括管理しやすい内容が落とし込まれようとします。それにより経費や無駄の削減、業務の統一化によるプロセス等の簡略化・透明化が図れます。これはこれで重要なポイントです。この戦略が全国同じものを同じ価格で売る企業であればまだ理解出来ます。しかし定価販売のコンビニでさえ、各地域に合わせたオリジナル商品を開発して販売している時代です。
ここで皆さんに再度理解して頂きたいのは、先日も取り上げましたが「エリアマーケティング」の重要性と「ローカルフィット戦略」です。
自社が所属するエリアのライバル企業やマーケット状況、またお客様の年齢層や収入・消費傾向を分析し、自社が対象とするセグメントを決め、その方たちに対してマーケティングを行っていきます。それがエリアマーケティングです。本社が一括で準備したチラシやパンフレットを使うのではなく、自社のエリアセグメントにあったものを作り上げます。
また、価格帯や商品内容をそのエリアに合わせて改良・改善し、お客様の興味・購買意欲を惹くのが「ローカルフィット戦略」です。「どん兵衛」の味が東日本と西日本では違うことは有名ですね。またコンビニやスーパーがその地域限定の商品を開発するのも同様の戦略です。
この「エリアマーケティング」と「ローカルフィット戦略」を疎かにしている企業(徹底してやっていない企業)は伸びません。むしろ落ちます。この重要性に気づいていない人たちが非常に多い気がします。この状況に非常に危機感を感じていますので、取り急ぎ共有しました。
マーケティングやマネジメントする立場にある人、今後そうなりたい人は、この2点はきっちり理解しておきましょう。先日この内容をブログで取り上げていますので、読み返して頂ければ幸いです。
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