19.06.09
基準点/妥協点 ・・・ 気づかないうちに自社・自分の妥協点は低くなっています
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先日、あるチェーン店に食事に行ったのですが、その時に気になる張り紙を見つけました
それがこの写真です。
男性トイレに貼ってあったものですが、これがとても気になりました。
表面に加工されたラミネートが浮き上がっています。本来であればこの紙自体を作り直したいところです。
さらによく見て貰えばわかりますが、右上のところにその浮きを留めるためセロハンテープが無造作に貼られています。せめてきれいに丁寧に貼るべきです。
ただ、今回はこの張り紙自体を問題にしているのではありません。もっと別の点が気になります。
このチェーン店のこの店舗には、あまり清潔感を感じません。それは至る所でこのレベルの妥協、手抜き、やっつけ仕事や清掃の甘さを感じるからです。
この店舗も、オープン当初はもっときちんとした整理整頓や清掃が行われていたと思われます。
またこの様な張り紙も丁寧に作ったり、曲がったりしないように貼ったりされていたでしょう。
それがいつの間にかこの写真の様な状況になり、同じようなことをこの店の至る所で感じます。
これはこのレベルにマネージャーやスタッフが慣れてしまい、誰もおかしいと感じなくなっているためです。
知らない間に自分たちの基準レベル(基準点)が下がり、妥協してしまっているからです。妥協ということにさえ気づいていない状況でしょう。
「お客様目線」という言葉はよく使われますが、その場で働いているスタッフたちはどうしてもその環境に慣れてしまい、気づかないことも多くなります。
定期的に、友人や知り合いなどに頼み、自社店舗をチェックして貰いましょう。また、部署内でのジョブローテンションをしたり、他店舗から視察をして貰ったりするのも有効です。飲食店仲間同士でチェックするのも有りです。
私たちも含め、妥協点は知らない間に下がっているものです。このことを常に意識して、お客様に対しての妥協を改善していきましょう。
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