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障がい者の方は、全人口の約7.4%です

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 障がい者の自宿・自店利用を考えてみませんか?

 インスタで多くの身体・知的障がいの方々をフォローし、どのように接客したらよいか(ご希望か)等、時々教えて頂いています。私自身も祖父や伯父、また友人やその子供たちに障がい者がいます。前勤務先では障がい者対象のクリスマスパーティなど、様々な場面でのご利用に力を入れていました。


 ただ、お取引先ホテルのスタッフたちにこの話をすると「障がい者の方たちと接する機会がないせいか、インスタなど痛々しくて見るのが辛い」と話す人もいます。否定ではなく、かわいそうで・・・という気持ち。また「何かあったらどうしたらよいですか?」「責任が取れない」etc 素直な感想でしょう。

 少し古い資料になりますが、厚生労働省の資料を共有します。全人口に占める障がい者の割合は7.4%。この方たちは宿や店利用時に大変苦労され、外出前にかなりの下調べをされています。


 それぞれの宿・店が全ての障がいに対応することは無理です。ただ「うちはこんな設備です」「入口はスロープだけど、トイレは一般タイプしかありません」「○○があります」などの自社設備に関する発信があれば、障がい者の方々に「ここなら利用できる」と個別に判断して頂けます。私たちが心配・危惧するのではなく、障がい者の皆さんに選んでいただく。そんな宿・店が増えていけば、多くの障がい者の方々が利用できる範囲が広がっていくはずです。

 スタッフ達も最初は戸惑うでしょう。ただ徐々に日常になっていきます。自然とスキルアップにもつながります。ぜひそんな発信を検討してみて下さい。

 ちなみに、ビジネス面でみたらこの7.4%の客層を見逃していることにもなります。ボランティアではなく、ビジネスとして考えることも大事です。利益を上げるから継続できる。そこも気づいてほしい点です。

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