18.10.29
本当の気遣い・心遣いとは何だろう
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仕事柄、ずっと本当の「ホスピタリティ」「気遣い」「心遣い」とは何だろう、と考えています。
私の極端な考えの一つとして「本当のホスピタリティは、お金など関係ないところにある」と思っています。
以前から何度か述べていますが、高級ホテルやレストランのサービスには個人的には正直興味がありません。
もちろん素晴らしいですし、仕事上の参考にはなります。ただ、それなりの対価を頂いているので、そのような対応が出来て当然ですし必須です。
コンサルの立場としては、十分な資金も設備もないけどどうにかお客様に喜んで頂きたい、と頑張っている人たちの力になりたいと思っています。
以前、福岡空港で置いてあった新聞を読んでいると、ふと素敵な対応に気づきました。その時に撮った写真です。
新聞を読むときに崩れないようホチキスで留めてあることはよくありますが、洋服や指をひっかけないようにセロハンテープで覆ってあります。
凄く小さなことですが、これに気づいた時には「やられた!」と思いました。
もちろん「自分がこの立場だったら気づいたかな?」という「やられた!」です。
こんな素敵なことが、お金とか全く関係ない場所でさりげなくなされている、それが本当に目指すべき「ホスピタリティ」「気遣い」「心遣い」だと思います。
中小企業のコンサルでは、自分たちにはお金がない・設備がない、とよく聞きますがこんなこと出来ますよね!?
気付いていない素敵なことがたくさんあるはずです。四つ葉のクローバーを探すことにも似ています。。自社で出来ることを探してみましょう。
余談ですが「気遣い」と「心遣い」は違います。気を遣うか、心を遣うか、と読んで字の如しでもあります。
「気遣い」は相手が困らないように気を遣ったり、神経を使うときに使う言葉です。
「心遣い」は相手が喜んで頂けたり、快適に感じて頂けるように思いやりを示す言葉です。
「風邪大丈夫?」と聞かれたときには「お気遣いありがとうございます」とは答えますが「お心遣いありがとうございます」とは言いません。
期待していた以上のサービス等を受けた時には「お心遣い誠にありがとうございます」などと答えます。
私達は普段からお客様に「気遣い」しながらさらに「心遣い」出来るように意識しておきましょう。
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