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ブランディング・・・その企業らしさで唯一無二のブランドにする

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ホテル・旅館・飲食店、さらにその中の部署・店舗にはそれぞれ目指す「あるべき姿」があると思います。


それをお客様にどのように認識して頂けるか、選んで頂けるか。お客様にとって「その企業らしさ」に共感でき、「唯一無二の存在」になることがブランディングです。



今回は身近な例を挙げて「ブランディング」に少しでも興味を持って貰えたらと思います。


ブランドとは一部の高級品だと思われる方も多いのですが、それは大きな誤解です。



例えば、コーラと言えば「コカ・コーラだろ?」と言われますが、コーラはオレンジジュース等と同じく飲み物の種類であり、コカ・コーラは商品名です。


また、ハンバーガー食べたいとなると、多くの方はマクドナルドを思い浮かべます。


消しゴムではトンボ鉛筆のMONOの三色カラーが有名ですね。


あえて低単価の商品を並べてみましたが、これらの商品は各分野での「ブランド」であり、利用や使用時に一種の安心感・安定感も与えてくれます。



ブランディングとは高級路線を目指す、という意味ではありません。「その企業らしさ」を出し、「唯一無二の存在」になるということです。


コーラはコカ・コーラしか飲まない、ハンバーガーは基本マクドナルドにしか行かない、いや私はモスバーガーにしか行かない、等・・・そんな会話はよく聞きますよね。


そんな存在になることがブランディングです。



身近なところでブランディングに成功している企業があります。ダイソーが圧倒的シェアを誇っていたマーケットに、ブランディングを意識した展開で一気に業績を伸ばしたのがセリアです。


セリアは当初から「Color the days 日常を彩る」というブランドコンセプトを基に、商品はもちろん、店舗づくりやそこに流す音楽まで徹底的にこだわっています。


またダイソーが以前は「100円商品が1個、2個・・・」と数える販売方式だったのに対し、売れ筋商品を管理するPOSシステムを導入し販売管理を徹底しました。



以前は私の中でも、品数はダイソー、デザインや質が良いのはセリア、と漠然としたイメージがありました。


最近のダイソーが急激に綺麗な店舗に改装したり、POSを導入しているのはセリアの影響が大きいと思われます。


以前の100均店舗は「安いが決してきれいではない」状態でしたが、セリアの戦略はこの業界に大きく影響を与え、100均は今では大きなモールになくてはならない存在となっています。



高級品ではなくてもブランド(唯一無二)とは、例えば、一蘭、スシロー、くら寿司、ユニクロ、三菱鉛筆、カシオ計算機、・・・ 限りなくあります。


ブランドとは、お客様にとって「その企業らしさ」がある「唯一無二の存在」だということがなんとなくお分かり頂けましたか?



写真:Pixabay · 魅力的なフリー画像 https://pixabay.com/

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