18.09.16
ブルー・オーシャン戦略・・・他社との差別化を図る
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*こちらのページに非常に多くのアクセスを頂いておりますので、19.02.09 この内容を基にもう少しわかりやすく補足・追記した内容を再掲載致しました。
https://delighting.co.jp/blog/blue-ocean-2/
中小企業が大手チェーンや他企業と正面から競うことなく、独自の戦略で他社と差別化を図る時、ブルー・オーシャン戦略は有効な手段の一つです。
これはW・チャン・キム氏とレネ・モボルニュ氏によって提案された経営戦略論で同名の書籍も発売されています。
競合他社がうごめく既存市場でライバルたちとまともに戦う「レッド・オーシャン / 血で血を洗う競争の激しい赤い海」に対し、「ブルー・オーシャン / 競合相手のいない穏やかな青い海」の意味です。
この書籍の中ではわかりやすい事例として日本のQBハウスも取り上げられています。
美容業界・理容業界では他社と差別化を図るべく、カリスマ美容師や各種付加サービス等高級路線への進化が一般的でした。これに対し、個人経営の店舗や中小チェーンでは少し安くすることで生き延びる戦略をとっている状況です。
QBハウスは同じ業界でありながら「10分1,000円」というこれまでにない短時間と低価格、余計なサービスを一切排除した戦略を打ち出し、一気に業績を伸ばしています。
美容・理容は既に競合相手が多数いるじゃないか、と思われる方もいらっしゃると思います。
QBハウスのブルー・オーシャン戦略は「短時間で散髪したい」「散髪前後のシャンプーなどいらない」「少しだけ、ここだけ切って欲しい」等、これまで他社が拾い上げなかった消費者のニーズ・ウォンツ・デマンドを洗い出し、その海へ独自の手法で船出したのです。
現在は、混雑の状況を店舗入り口の信号機で知らせる、高齢者は少し割引、カットに使用したクシと紙製おしぼりの持ち帰りサービス、等さらなる独自のサービスを展開しています。
この本には、他のサーカスとは違った挑戦で独自の世界観を確立したシルク・ドゥ・ソレイユ、携帯電話で新たなサービスを確立したNTTドコモのiモードなどが紹介されています。
他社とは違う自社独自の特徴や特色、サービスを提供する「ブルー・オーシャン戦略」は事業再生や経営改善には非常に有効です。一度じっくり考える価値はあります。
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