18.11.16
7S・・・自社組織や部署を改善し強くするための『7S』モデル
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会社組織を改善したり、より強くしたいと改革を行う際に検討すべきポイントをまとめたものがこの7Sモデル、7S戦略です。コンサルタント業界では最大手の一つ、マッキンゼー・アンド・カンパニー社によって提唱されました。
この7Sは3つのハード面、4つのソフト面から構成されています。
ハード面は具体的な動きや変更・構築を行うため、比較的変更がわかりやすく容易であるとされる部分です。
それに対し、ソフト面は人間の内面的なもの、精神や感情への浸透、能力や技術習得など短時間での変更が難しいとされる部分です。
【ソフトのS】
■ Shared Value (共通の価値観・理念共有)
従業員全員が会社の理念や価値観を共有する。十分に理解している。フレームワークの中心にある、最も重要なポイント。
■ Style (スタイル)
社風や経営スタイル、組織文化。
■ Staff (スタッフ)
人材育成、個々の能力
■ Skill
企業の技術力、営業力、サービス力、また他社にないスキル。
【ハードのS】
■ Strategy (戦略)
経営戦略、競争の優位性を保つための戦略など。
■ Structure (組織)
会社組織の構造、形態、命令系統など。
■ System (システム)
情報管理システム、人事評価システム、インセンティブ、教育制度など。
この7Sのフレームワークに自社の現状を当てはめてみてください。
すべてのSできちんとした回答が出来る企業は少ないと思います。この7Sを検討していくと、自社の成長を妨げている部分や改善すべき点が見えてきます。
特に価値観の共有が中心に来ていることからもわかるように、理念やミッション、ビジョン、バリューの共有は非常に重要で、ここが崩れるとすべてがうまく回りません。
ハード面はともかく、ソフト面では自分の担当する部署やグループで使える部分もあります。ぜひ、覚えておきましょう。
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