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マズローの欲求5段階説・・・UNIQLOのハイクオリティ化を実感した日

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先日久々にユニクロに立ち寄りました。あまりカジュアルな服を購入しないので、滅多に入店しません。


しかし、入った瞬間に驚きました!以前のイメージと全く違いますね。


25年程前のユニクロは言葉は失礼ですが「安かろう悪かろう」でした。デートの為に新品のユニクロを買っても2,3回洗濯したらもうヨレヨレで着れない、というイメージでした。


その後品質向上が図られたようで「洗濯しても大丈夫」なイメージにはなりましたが、「ユニバレ」「ユニかぶり」などの言葉通り、あまりにたくさん売れ過ぎた弊害?を感じていました。



私が驚いたのは、ビジネスでも使えるシャツとネクタイの品質の高さです!(すみません、カジュアルの事はよくわかりません・・・)


私はネクタイに強いこだわりを持っているのですが、ユニクロのネクタイを手に持った瞬間に「嘘だろ?」と思いました。


1,500円税別で絹100%、さらに肉厚でペラペラ感が全くない。ソリッド系のネクタイは発色もよく、7,000円前後のネクタイと言っても通じるクオリティです。


シャツもいくつか種類がありましたが、生地が数ランク上の値段のものと遜色ないレベルです。


残念ながらシャツはサイズ感がしっくりこないので今は買いませんが、ネクタイは今度買ってみようと思います。



このユニクロの高品質化を実際に目の当たりにして、私の頭の中に浮かんだのは「マズローの欲求」ピラミッドでした。


マズローの欲求5段階説(6段階説)」は米心理学者 アブラハム・ハロルド・マズロー が唱えた説です。


人間の欲求は「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求/所属と愛の欲求」「尊厳欲求/承認欲求」「自己実現欲求」に分かれているという説です。
*マズローは晩年にこの5段階に「自己超越」(自分の事ではなく社会的に意義のあることに見返りも求めず没頭する)を加えて6段階としました。



このピラミッドをユニクロのこれまでに当てはめてみると


■生理的欲求・・・食欲・性欲・睡眠欲 等 / 生命を維持するための最低限の衣類


■安全欲求・・・身の安全・秩序・平和 / 身の安全(健康、体温調整等)を確保する為の衣類


■社会的欲求・・・他人から評価されたり愛情を得たい / 他人と関わっていく上で必要な少しおしゃれな衣類


■承認欲求・・・ 周りからの尊敬・地位獲得 → 自己評価 /「それいいね!」と言われるような、認められるデザインや品質の衣類


■自己実現欲求・・・自己成長・自己の可能性 / みんなに認められた上で、自分の納得できるようにとことん作り上げた衣類



(私が購入し始めた)初期のユニクロは「安全欲求から社会的欲求の間」レベルの商品だったと思われます。少しおしゃれには作ろうとしているが、保温や快適さ、品質などは最低限、という印象が残っています。


現在は「承認欲求」レベルまで達しているのではないでしょうか。この承認欲求レベルまで上がると、必然的に企業のブランドイメージも大切になります。


その為に低価格帯の商品はグループ企業 GU にて展開をしているのではないか、と個人的には感じています。



ユニクロのビジネスライン、今度もっとちゃんと見て、買ってきます!


写真:Pixabay · 魅力的なフリー画像 https://pixabay.com/

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