19.03.09
世界規模で自分を見つめる
記事一覧»
限られたエリア/組織/グループで働いたり活動したりしていると、どうしても自分が「偉くなった」気がしたり「なんでもできる」勘違いをしたりします。
そんな時、私たちがよくやることが「世界規模で自分を見つめる」ということです。
タイトルから「世界に羽ばたく」や「世界一になる」という内容だと思われ方、申し訳ありません。「自信過剰になりつつある自分を見直す」ということです。
これはこのコラムの執筆者が大学卒業後ソフトウェア会社に勤めていた時、同期入社の中でトップの成績を上げちょっと天狗になっていたのですが、「このくらいで調子こくな!」と叱られた時教わった方法です。
例えば、当社所在地の北九州市でそれなりに実力をつけ、地元で「調子こいている」とします。
◾️ 北九州市の面積は、492㎢ です。
◾️ それに対し地球の表面積は 510,100,000㎢ です。また海を除く陸地の面積は148,890,000 ㎢です。
◾️ ということは、全陸地面積の0.00033% の中で「調子こいている」だけです。
さらに人口で考えた場合
◾️ 北九州市の人口は、945,595人(2018年10月1日推計)です。
◾️それに対し全世界の人口は、約76億人(2018年推計)です。
◾️ということは、全世界人口の 0.01244% の中で「調子こいている」だけです。
全人口で計算しているので、生産年齢人口等で考えた場合は%が変わってきます。
上記、北九州全体を例に挙げていますので、これを○○町や○○会社、何かのグループまで落とし込めば、もう実感のわかないレベルの%になります。
この他、年収や同じ仕事のカテゴリー人口など、自分が「世界規模でどうなのか」を計算してみましょう。
自分の仕事ややっていることに「自信をもつ」ことは大切であり、それ自体は一切否定していません。
ただ「自信をもつこと」と「調子こく」ことは全く別問題で、「調子こいている」間は自己成長はありません。
世界規模で「自分に自信はあるが、まだまだ上がある。広い世界がある。調子こいている場合ではない。頑張ろう」と考えてみましょう。
Pixabay · 魅力的なフリー画像 https://pixabay.com/
CATEGORY
WRITER
Director