19.01.05
曜日限定メニュー・・・集客効果とその他の効果
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いろんなレストラン、飲食店で「曜日限定メニュー」を見かけます。
一般的には「集客の少ない曜日にお客様を集めるための、お得なメニュー」が多いようです。
もちろん、これも効果的な集客方法の一つです。
そのほかに私たちが「曜日限定メニュー」設定、出来れば「月毎」、をお勧めするのには、いくつかの理由があります。
まず、定番メニューだけでランチやディナーを行っている場合、お客様から見ると「あの店はいつも同じメニュー」という印象を持たれます。
そうするとご来店のきっかけは「この前行ったから次はもうちょっと経ってから行こう」という判断になります。
曜日限定メニューは、お客様ご来館頻度を上げるフックになります。
次に、曜日限定メニューは「新作メニューのお試しの場」として活用できます。
新作が出来た際、いきなり定番メニューにいれるのではなく、曜日限定メニューとして出してお客様の反応を見ることが出来ます。
お客様からの反応が良ければ定番へ、悪ければ「曜日限定メニュー」として一時的な提供で終了出来ます。
さらに、曜日限定メニューは「自店のメイン食材ではないものも出しやすい」という活用法があります。
例えば肉料理専門店のランチは基本的にいつも肉ですが、「お客様の健康を考えて」等と銘打って魚メインのランチを出す、ということも有りです。
もちろん、そこには自店メイン食材・料理と同じレベルでの提供が必要ですが、例えば 牛→魚→豚→鶏→・・・ 等といろんなバリエーションを展開出来、お客様のご来店頻度を上げることが出来ます。
これに対しては抵抗の大きいオーナーも多いのですが、逆にそこに新たな活路を見出すオーナーもいらっしゃいます。そこはお店のコンセプトと「お店の何を守るか」に寄りますので、それぞれの判断は必要です。
一般的にお客様ご来店の頻度を高くするには日替わりランチが良いとされますが、これは定食などを提供しているお店には当てはまります。
ただ、「肉料理」「魚料理」など専門性のあるお店では一か月や季節単位での曜日限定メニューでも十分効果的です。
日替わりメニューはその種類を考えるのもかなりの負担になりますし、結局は同じようなメニューを繰り返しているお店も多いようです。
それであれば、毎月月曜~金曜の5種類、それを月毎に変えていく、位から始めることが負担が少なくお勧めです。
食材原価のことを考えると、一度に月~金の食材をまとめて仕入れて原価を抑える「週替わり」メニューも上記同様の効果が見込めて、有りです。
また、ある店舗さんでは曜日限定メニューを設定された後、毎週お休みが同じ曜日のお客様の為に「曜日メニューを毎週一日ずつずらす」というパターンもとられています。
曜日限定メニューも、週替わりメニューも、また日替わりメニューも、いずれもお客様のご来店頻度を上げるのには有効な手段です。ぜひ検討してみましょう。
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