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何も不満がない宿 … 中小宿泊施設が目指すべき姿

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 宿泊施設にて経営やサービスの改善を行う際、常にアドバイスするのは 3S(接客、清掃、清潔感)への取組です。これは設備投資や大型改修よりコストがかからず、また中小宿が他館、特に有名ホテルや大手・外資とも対等に闘える点です。私たちはこれを「ハードで負けてもハートで勝つ」と呼んでいます。だからこそ、逆に言えば死守しなければならない3Sです。

 自称「古くてボロい」お宿さんを利用する際でも、この3Sが素晴らしいと「何も不満がない宿」になります。気づけば快適に過ごせ、満足してアウトできます。しかしこの3Sの何か一つでも気になった場合、満足な滞在とはなりません。

 多くの宿では、お客様に満足して貰うために様々な取組を行っています。もちろんそれ自体は良いことです。ただ、まずはその土台(接客する舞台)として3Sを徹底的に磨き、「何も不満がない宿」を目指しましょう。

 この取組は、実は一番難しいかも知れません。細かなことの積み重ねであり、もちろん簡単にできることではありません。ただ、資金力のない中小宿にとってはいつでも取り組めることです。毎日一つずつ気づいてそれを直していけば、一年間で365個も改善出来る取組です。大きな投資は必要ありません。まずは自館を「何も不満がない宿」にしましょう。


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