19.04.09
ポジティブシンキング ・・・ 自社の良い点を見て、活用していますか
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事業再生先では自信を無くした経営者やマネージャークラスの方々とお会いし、ずっとネガティブなお話を聞かされることがよくあります。
しかし、現場をちょっと見せて頂いただけの私たちが、そのホテルや旅館、飲食店の素敵なところを発見することはよくあります。
ポジティブシンキングという言葉はもう皆さんご存知だと思います。このポジティブシンキングを「能天気」と勘違いしている方もいらっしゃいますが、もちろん違います。
シンキングという言葉からもわかるように、ポジティブに考えることであり、能天気に「どうにかなるさ」と発する言葉は考えることを放棄している状態です。
自信を無くして思考のベクトルがマイナスに向いている経営者の方々に、このホテルの優れている点・他社に勝っている点・非常に魅力的な点などを伝えると、徐々にそのベクトルがプラス方向に振れ始めます。
そのいろんな優れた点をどのように活用していくのか一緒に相談しているうちに、そのベクトルは完全にプラスの方向を向き始めます。
この状態がポジティブシンキングです。
執筆者が関係している先ではいろんな状況が重なり、業績が急降下している部署がありました。しかしそこでネガティブに考えるのではなく「根本的な原因を取り除いたり、邪魔をしている人・物・組織を変えればまた上昇する」とベクトルを上に向け、実際にその問題解決に動いて障害を無くし、また上昇気流となりました。
このことを自慢しているのではなく、考え方ひとつで流れは変わるということをお伝えしたいのです。「だめだこりゃ」とネガティブに考えてしまったらそれで終わりです。マイナスのままです。「どうにかできる」とポジティブに考えることで、アイデアや動きが見えてきます。
考え方ひとつで状況は変わる。いまネガティブに考えている時間と状況は、無駄じゃないですか?
写真:Pixabay · 魅力的なフリー画像 https://pixabay.com/
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