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自称「古くてボロい」お宿の夏

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 GWの集客が振るわずご相談いただいた「古くてボロい」と自称するお宿さん。夏休みに向けて即座に改善を開始した結果、夏休みはほぼ連日満室となりました。本日、夏限定の社内アンケートで初の4.3超え(GWは4.0、過去最高は4.2)との報告をいただきました。詳細はお伝えできませんが、いくつかのポイントをご紹介します。


■「田舎の古い宿」は、それ自体に存在価値があります。常にアドバイスしている 3S(接客・清掃・清潔感)を徹底することが大切です。

■唯一の投資として、寝具をスプレッドからデュベスタイルに変更していただきました。

■危険箇所を除き、無理な設備投資は不要です。過度なリノベーションは、逆に個性を失い「どこかで見たことのある」宿になってしまいます。

■大資本には勝てません。設備面で対抗しようとしても無駄です。逆に、古さや自称ボロさは価値です。現状を活かしつつ、3Sを磨くことが鍵です。

■都市部の何千万という人々にとって、田舎はそれだけで訪れる価値があります。

■ただし、日本全国には田舎がたくさんあります。海、山、川、「何もない」すらも魅力として売りにできますが、どう魅せるか、そのPR方法が重要です。

■「映える見せ方」はあふれています。自社がそれをやっても埋もれてしまいます。

■地元のおじいちゃん、おばあちゃんが作る野菜や、その野菜の宿への届け方、そしてお客様との交流の仕方が今回のポイントでした。書けませんが、皆さんの施策のヒントにはなるかと。

 漠然と書いているように感じるでしょうが、もしこれが簡単に理解できる内容であれば、どこでもやっていることになります。わからない内容、それが他館との差別化のポイントになりました。

(お取引先に内容ご確認いただき、投稿OK済です)

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