19.02.07
「人生に銘す想い出」を何度も感じた日
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私たちのコンサルティングファーム、というより私たちホテリエのミッションとして「お客様の人生に銘す想い出を創造する」、略して「人生に銘す想い出」という言葉を掲げています。私たち自身で「共動実践型コンサルティングファーム」という言葉を作り、現場と共に動いて改革や改善を実践するコンサルティングを行っています。
本日関わったパーティは、長年勤められた団体を退職される方々の送別会でした。同僚や仲間、後輩など多くの方から送られる皆さんは本当に幸せいっぱい満面の笑みでした。何十年も勤め上げられてきた方の最後のパーティです。人生に銘す想い出になるに違いありません。
そんなパーティを企画・打ち合わせする営業担当者、実際に現場を仕切るキャプテン、そしてお客様に直に接する現場スタッフ・・・そのシチュエーションって凄いと思いませんか?その方の一生の想い出になることをホテリエがお手伝いできるのです。こんな素敵な仕事、私たちにとって天職です。
今日のホテルのいいところは、アルバイトの子たちもみなそれを理解し、バイト感覚を全く感じさせません。プロ意識が高く、いつも感心しています。「バイトだから」という気の抜けた人がいません。どんなパーティでもお客様にとっては「人生に銘す想い出」になっています。それを毎回理解して対応している現場スタッフは本当に素晴らしいし、またその仕事には誇りと自信を持って良いと思います。
ただ、こんな素敵な仕事だからこそ、どのパーティも絶対に少しも気を抜いてはいけないという自覚も同時に必要です。
この件とは別で、夕方ごろ海外からのお客様がチェックインされました。その時に奥様がちょっと体調を崩されていたので対応に出たのですが、小さな女のお子様がママのことを心配そうに気にかけていました。
せっかくご家族で日本に来られたのですから何とか楽しい想い出を創って頂きたいと思い、フロントメンバーと共にいくつかの対応を行い、最終的にはご満足して頂けました。
夕食の為に外食される際にはお勧めの店を紹介したり、フロントから空き状況を確認して貰ったりし、お客様もだいぶ元気になられ、また女の子もすっきりした表情で笑顔に戻っていました。お食事からお戻りになった際には、かなり満足したご様子でホッとしました。この女の子にとって、この日本への家族旅行は幼い頃の大切な想い出になるはずです。ママが元気になれば、もっともっと想い出も増えるはずです。この様な対応をフロントスタッフと共に取れたこと、こちらでも「人生に銘す想い出」を少しでも実現できました。
ホテルは、宿泊・レストラン・婚礼・ご宴会などあらゆる「人生に銘す想い出」が毎日創造されています。働いているスタッフにとっては同じような毎日と感じる時もあるかもしれませんが、そこにいらっしゃるお客様は毎日違う方々で、その皆さんそれぞれが様々な想い出を創られています。そんな時間と場所に私たちが関われることは本当に素敵なことですし、だからこそ責任重大でもあります。
ホテルに限らず旅館や飲食店など、ホスピタリティ産業に関わる方全員に同じことが言えるでしょう。私たちの仕事は本当に素敵な仕事です。だから気を抜かず、本気で取り組みましょう。本気でやっていない人はお客様の人生に対して失礼です。
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