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マーケティング用語集 ・・・ 実践で使えるようにしましょう

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これまでいくつかのマーケティング用語を簡単に説明してきましたが、一度整理の為にまとめておきます。

ここに記載の用語は頻繁に目にするものですが、もちろんこれだけが最重要というわけではありません。これまで当Webで取り上げた内容の一部抜粋です。興味がある言葉があれば該当項目を見直して、またネット検索してより深く知って下さい。当Web blog内検索で探せます。https://delighting.co.jp/blog/

重要なことは「単語の意味を知るだけではなく、実践で使えるようにすること」です。使えない知識は、知識ではありません。見やすいように、項目の順番は(投稿順ではなく)少し入れ替えています。



■ PEST分析 ・・・ Politics (政治的要因) Economy (経済的要因) Society (社会的要因) Technology (技術的要因) /// 自社のビジネス戦略を立てる上で、まず「自分の力ではどうにもならない大きな流れ・環境の変化」を前提におく必要があります。この部分は「努力してもどうにもならない」ので、分析の上自社戦略に組み込む必要があります。


■ 5F分析 ・・・ 自社業界に影響を与える5つの圧力(フォース)を基に業界の特徴や今後の見通しなどを分析する手法です。新規参入・代替品・売り手・買い手・既存競合


■ 3C分析 ・・・ Customer / Competitor / Company のことで、普段ビジネスを行っていく際に一番身近なミクロ環境を分析します。


■ SWOT分析 ・・・ Strengths(強み)・Weaknesses(弱み)・Opportunities(機会)・Threats(脅威) の頭文字で、この4項目にて内部環境や外部環境を分析、問題点や改善点を洗い出し戦略へ活かしていく手法です。


■ TOWS分析 ・・・ フィリップ・コトラーはSWOT分析を入れ替えてTOWS分析がよい、と提唱しています。外部環境から内部環境へ分析を進めていきます。


■ 競争地位戦略 ・・・ コトラーが提唱した、市場に対する優位性で企業を四つに分類し、自社の立ち位置を把握してビジネスを行う戦略です。「マーケット・リーダー」「マーケット・チャレンジャー」「マーケット・フォロワー」「マーケット・ニッチャー」


■ 競争戦略 ・・・ コトラーが掲げる「競争の中で、最高を目指すだけがゴールではない」という考え方です。同業他社から抜きん出て強い部分を作れれば、経営安定・改善に大きく役立つ。「コストリーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」


■ STP分析 ・・・ SEGMENTATION (市場を細分化した個々の集団・セグメント)、TARGETING(狙うセグメント)、POSITIONING(ターゲットの中で自社が戦略的に作る立ち位置)の意味で、どのような市場で、どのようなお客様に対し(お客様だけでなく他社に対しても)どのようなポジションでお客様にPR、アピール、営業を行っていくのか、商品開発の段階からクリアにしていきます。


■ 4P分析 ・・・ Product (プロダクト:製品やサービス)、Price(プライス:価格)、Place(プレイス:流通)、Promotion (プロモーション:お客様とのコミュニケーション等)の頭文字です。


■ CRM ・・・ Customer Relationship Managementの略で、日本語では「顧客管理」や「顧客関係管理」と呼ばれます。


■ LTV ・・・ 自社製品やサービスを愛して頂ける優良顧客が一生でどのくらいご利用頂けるのかを表す言葉です。Life Time Valueの略で「顧客生涯価値」または「生涯顧客価値」を意味します。当社では、宿・店の改善時に最も大切にしている考え方の一つです。


■ AIDMA・・・ Attention(注意・注目)、Interest(興味・関心)、Desire (欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)を表す購買行動モデルです。気づき~行動まで、一連の流れを分析/精査します。


■ AISAS ・・・ Attention(注意・注目)・Interest(興味・関心)・Search(検索)・Action(行動) ・Share(共有)を表す購買行動モデルです。AIDMAとの違いは現代のネット環境が反映されています。DUAL AISASモデルも出ています。


■ PDCAサイクル ・・・ Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(検証)→ Action(改善)の項目を繰り返し、商品や仕事の質・成果を上げていきます。


■ OODAループ ・・・ Observe(みる:観察)→ Orient(わかる:判断)→ Decide(きめる:決断)→ Act(うごく:行動)/// 米軍にて採用されていることからもわかるように、生死を分ける場面でPDCAはあり得ません。「一度で結果を出せるようにする」のがOODAです。


■ ブルー・オーシャン戦略 ・・・ 中小企業が大手チェーンや他企業と正面から競うことなく、独自の戦略で他社と差別化を図る時、ブルー・オーシャン戦略は有効な手段の一つです。競合他社がうごめく既存市場でライバルたちとまともに戦う「レッド・オーシャン / 血で血を洗う競争の激しい赤い海」に対し、「ブルー・オーシャン / 競合相手のいない穏やかな青い海」の意味です。


■ ペルソナ ・・・ ペルソナとは、自社がターゲットとするセグメントにおいて自社がイメージする特徴や生活スタイルを持った架空のお客様個人のことを指します。またそのペルソナにどうアプローチするのか、売るのか、接するのかという考えを基に行うマーケティングを「ペルソナマーケティング」と呼びます。


■ プロダクトアウト ・・・ お客様がご自分でも気づいていないような「あったらいいな」⇒ ニーズを推測し、これらの商品やサービスをマーケットに提供していくアプローチです。


■ マーケットイン ・・・ お客様のニーズを徹底的に分析し、マーケットで求められている商品やサービスを開発してマーケットに提供していくアプローチです。


■ サンクコスト ・・・ 埋没費用(まいぼつひよう、英: sunk cost)とは、事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退・縮小・中止をしても戻って来ない資金や労力のことです。


■ パーキンソンの法則 ・・・ 第一法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」 第二法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」


■ パレートの法則 ・・・「80:20の法則」「2:8の法則」「ばらつきの法則」などと言われることもあります。ただ、いわゆる厳密な法則ではなく、統計などで見いだされた経験則の一種です。


■ ハインリッヒの法則 ・・・ ごく簡単に言えば「1件の重大事故・災害の後ろには29件の軽い事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハットすることが隠されている」という労働災害の統計・経験則です。日本では「ヒヤリ・ハットの法則」と呼ばれることもある、リスクアセスメント/リスクマネジメントの考え方の一つです。


■ SMARTの原則 ・・・Specific(具体的か?)Measurable(計測できるか?)Attainable(達成できるか?) Result-based(成果重視か?)Time bound(期限は?)を検討する目標設定法です。



この他にも、下記のようなワードをブログで取り上げています。ぜひ探してみて下さい。

トップラインとボトムライン、KPT、QCD、ミラーリング、ボトルネック分析、GROWモデル、タックマンモデル、ECRS、3現3即3徹、ギャップ分析(As is / To be)、リスクヘッジ、PREP、エリアマーケティング、ローカルフィット戦略、GOP、MQL/SQL、マーケティングファネル、顧客エンゲージメント、7S、リンゲルマンの法則、Pros Cons、オズボーンのチェックリスト、サバンナ効果、5W1H、4C、マズローの欲求5段階説、プライシング戦略、アンガーマネジメント、ニーズ / ウォンツ / デマンド


写真は、私が勉強してきたお勧めの本数冊で、定番中の定番です。
もちろんもっとたくさんありますが、とりあえずこの4冊を。

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