19.03.12
お礼状 ・・・ お客様からのお礼状がもつ意味・想い
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昨日、あるホテルのスタッフたちがご宴会のお客様より名指しのお礼状とお菓子を頂きました。
名指しの営業担当、名指しの現場キャプテン、そして周りで対応してくれたスタッフたち ・・・ お客様からお礼状を頂いて心から喜んでいました。
お客様からお礼状やお礼の品を頂くということ、このことがどのくらい凄いことか/お客様からの想いが詰まっていることか、改めて考えてみます。
一緒に有料イベントを行ったお客様やパートナー企業からお礼状やお礼のお菓子などを頂くことはよくあります。客観的に考えて相手の方もそれで利益を得ている状況であり、お礼状やお菓子を頂くことはまだ理解できます。
では「一般のご宴会のお客様からお礼状やお礼の品を頂く」ということはどうでしょう?
お客様は皆さんお金を払ってご宴会に参加されます。特にそこで利益を得るわけではありません。その現場で受け取って頂けるのは、スタッフのマインドやお料理、会場環境、接客などサービスそのものだけです。
その「サービスそのもの」に対して大満足されたからこそ、わざわざお礼状をご準備頂き、お気持ちをお伝え頂けたのです。そんな行動・行為をして頂けるほど感動や感謝を感じて貰えた証です。
「俺は客だぞ」みたいな方も多い中、「自分がお金を払って宴会を開いたのに、その相手(ホテル側)にお礼状を出す」という御行為は、凄くないですか?ホテリエにとって最高の勲章です。
私たちもこれまで頂いたお客様からのお礼状は、額やケースに入れて飾ってあります。勤務先からの表彰状などはどこにいったかわかりませんが、お客様からのお礼状だけは絶対に無くさないように、きちんと定位置に飾っています。
どのお礼状にもお客様のお気持ちが詰まっていますし、それ自体が私たちの最高の勲章です。
今回はご宴会を取り上げましたが、宿泊やレストラン、婚礼でも同じです。アンケートにお答え頂くだけでもお客様には感謝ですが、わざわざ別にお礼状を頂いたり、スタッフのことを考えながらお礼の品や差し入れの品を頂くことがどれだけありがたいことか・・・
そんな「凄い」ことを、改めて考えた一日でした。
* 写真は昨日頂いたお礼状のイラスト部分です。
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