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即効性のある、効果的な他館・他店視察の方法

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 多くの宿泊施設や店舗、自治体の皆さんが、新たなヒントや気づきを得るために他の施設や地域を視察されます。とても良い行動です。弊社ではお取引先に、下記の「即効性のある、効果的な他館・他店視察の方法」をお勧めしています。実際に行った方々の満足度も非常に高いので、ぜひお試しください。

 事前準備として、まず自館や店舗、地域の参考になる視察対象を選びます。この際、できるだけ自社と同じ顧客層やジャンルの施設を選びましょう。通常は「評価が高い」施設を視察することが多いかと思います。今回はさらに「評価が低い」施設も視察対象に加えることをお勧めします。この評価の高低差があるほど、効果が期待できます。以下、その流れです。


【1日目】自社と同じ顧客層・ジャンルだが、評価が低い対象B社(Bad)

 1-1. 実際にその対象B社の宿・店・地域を利用

 1-2. 悪いところ・改善したほうがよい点をチェックし、リスト化(リストB)

 1-3. そのリストに、自宿・店に該当する部分はないかチェック


【2日目】自社と同じ顧客層・ジャンルだが、評価が高い対象G社(Good)

 2-1. 実際にその対象G社の宿・店・地域を利用

 2-2. 初日同様に、悪いところ・改善したほうが良い点をチェックし、リスト化(リストG)

 2-3. 滞在中に並行して、G社現場とリストBを比較。該当しない項目が多いことに気付く。


【後日】自社とB・G社を見比べる。改善点が見えてくる。

・リストBの中に自社にも当てはまるものがあれば、それは自分たちが「見慣れて見えなくなっている」自社の改善点です。

・リストBの中にあってリストGにはないものがたくさん見つかるはずです。それが評価高低の実力差です。通常、リストBの項目数はリストGの数を大きく上回ります。

・自社評価がその評価高低差の中にあれば、自社にもたくさんの改善点があるはずです。その場合、リストBは「即効性のある、効果的な自社改善リスト」となり得ます。


 重要なのは、連続して利用することです。違いをより実感しやすくなります。また、B・G社とも参考になるところ・良い点のリスト化ももちろん有効です。今回はより分かりやすくするために、悪いところ・改善した方が良い点リストを主に取り上げています。余力がなければ、中途半端な視察になるより悪いところに注目したほうが、即効性のある改善ポイントが見つかります。

 様々にアレンジできる流れだと思います。ぜひ工夫してみて下さい。

 

 

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