19.02.14
CREDO ・・・ 自分自身の行動指針となるクレドを作りましょう
記事一覧»
ホスピタリティ産業に従事されている方々は「クレド」という言葉を聞いたことがあるでしょう。特に有名なのはリッツカールトンのクレドですね。
クレドとは経営理念をまとめたものと思われていることが多いのですがそうではなく、その経営理念の下でその会社のスタッフとしてどのように行動すべきか、どうあるべきか、一人一人が自分で考えて動ける行動指針をまとめたものです。
極端な言い方をすれば、上司に判断を仰がなくてもそのクレドを基に、自身の判断でその企業のスタッフとして恥ずかしくない自主的な行動が出来る内容がまとめられています。
「スタッフが自分勝手に動いて良い」という意味ではなく、その企業のスタッフが経営理念を十分に理解し、それをお客様に対して自らの判断と行動で実践できる(その経営理念をその場で実践できる)ものです。
いろんな企業で採用されていますが、単に「企業理念集」のようなものや、MISSION・VISION・VALUEををまとめただけのMVV集のようなものもあります。
本来の目的は上記の通りですので、企業理念を基にどのように動いたらいいか、またその逆でどのようなことはやってはいけないか、などの行動指針まで落とした内容にしましょう。
私たちが事業再生に入る時、また私たち自身もそうですが、経営者やある程度の役職の人たちには「自分のクレド」を作って貰います。
もちろん、会社の経営理念に基づくものではなく、その人が「どう生きたいか」「どうありたいか」「どのような人になりたいか」などを理念の代わりとし、それを基に自分の行動指針をまとめたものです。
毎日ブログでまじめなことを発信し続けている私たちも、どうしても「今日は働きたくないなぁ」や「さぼりたいなぁ」と思うことはもちろんあります。それも結構頻繁にあるかもしれません。
そんな時は、自分自身のクレドを見返します。自分は何をするためにいま頑張っているのか、何をすべきなのか、どうしたらいいのか・・・ そんな内容をまとめているので、すぐ「我に返る」のです。
プライベートでは、これまでたくさんの人に支えて頂きながら、それなのにたくさんの方々にご迷惑をかけて生きてきました。だからもうその繰り返しは絶対にしたくないし、これからは恩返しをしなければならない。
またビジネスでは、困っているホテルや旅館、飲食店を助け、素敵な日本のおもてなしをその人たちの手で守っていって欲しい。全力で力になりたい。そんなことをまとめています。
私たちディライティングオールのスタッフはそれぞれが各個人のクレドを持ち、それを指針に行動しています。
実際にやっているのでよくわかりますが、怠けがちな人には特に効きます。ぜひ「自分の人生の行動指針のクレド」を自分で作ってみてください。
写真は、著者の「自分の人生の行動指針クレド」です。小学四年生の頃から尊敬し続ているSTEVE McQUEENの写真を勝手に拝借していますが、中身はその時の状況に合わせて結構頻繁に更新しています。
手帳や財布、メモ帳の3か所に入れており、時間がある度に見直しています。
CATEGORY
WRITER
Director