18.09.28
キャッシュフロー・・・新人の経営者やマネージャーは、キャッシュフローを意識しましょう
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第一線で活躍されている経営者やビジネスマンは「キャッシュフロー」を常に意識されていることでしょう。
今回は経験の浅い新人経営者や個人事業主、マネージャー等に向けてキャッシュフロー経営とは?を伝えたいと思います。
キャッシュフローとは「現金そのもの・その流れ」を指す言葉です。それを意識するとはどういうことか?商売だから現金を意識するのは当たり前じゃないのか?と思われる方もいらっしゃると思います。
一番わかりやすいのは「黒字倒産」です。聞いたことある方も「黒字なのに倒産???」そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
商売を行っていく場合、品物やサービス、労働に対して対価が支払われます。このお金が給料や取引先への支払いに使われます。
ただ対価が必ず現金ですぐ支払われるとは限りません。月末締めの翌月末日払いや手形、クレジットカード等、手元にすぐお金が入ってこない「売上」が存在します。
しかし、自社が支払いをしなければならない借入金の返済や手形は、決まった期日に確実にやってきます。
その「売上」が入ってくる前に支払い期日が来た場合、どうすればいいのでしょう?
どこか借りることが出来る場合、その期日はしのぐことが出来ます。
しかしそれが出来なかった場合、最悪は手形の不渡りを出したり、銀行からの借入金一括返済を要求されたり、「帳簿上は売上があり後日現金が入ってくるにも関わらず、いま手元に現金がない為に倒産」ということになりかねません。
これが黒字倒産の一例です。
「キャッシュフローを意識する」ということは、帳簿上のP/L(損益計算書)等で利益が上がっていると安心することなく、手元にいくらキャッシュがあるか、を常に意識することです。
現金を意識するキャッシュフロー経営は、中小企業の経営者や個人事業主にとっては必須です。
ただ、会社に所属するマネージャーも自部署を「社内セクションカンパニー」等とみなし、その部署内でのP/Lやキャッシュフローを常に意識してマネジメントしましょう。
すべての部署がお客様からの支払いサイトを延ばし延ばしにしていくと、会社全体の資金繰りが悪化します。
給料や経費はすべてお客様からの支払い、キャッシュによって成り立っていることを十分理解して自部署運営を行うと、将来きっと役に立ちますよ。
写真:Pixabay · 魅力的なフリー画像 https://pixabay.com/
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