18.11.13
BIGBOY(レストラン)の取り組み・・・お客様とスタッフとの関係を良好に
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以前ある情報サイトで、ハンバーグ料理メインのレストラン ビッグボーイが取り組んでいる「まごころ戦隊 安心レンジャー」というものを知りました。
いつ頃からされているのかは情報がありませんでしたが、検索したところ今年に入ってちらほら見られるようです。
興味を持ちまして、さっそく先日の夕食は近くのビッグボーイに行って参りました。
「まごころ戦隊 安心レンジャー」はスタッフを4段階に分け、タイの色でレベルを表す、というものです。
写真を撮ってきましたのでそちらをご覧頂ければ、その内容などはお分かりになると思います。
これをお客様が知っていれば新人スタッフに対して優しい気持ちが生まれる人も多いでしょうし、レベル1のスタッフに対してのクレーム?はレベル3のスタッフに伝える等、お客様も少し気持ちに余裕が生まれると思われます。
この取り組みに対して「お金貰っているのだから初心者などこちらには関係ない」と思う人もいらっしゃるでしょう。確かにそうです。しかし、単価の安いファミリーレストランでは学生アルバイトを育てる時間も無く、現場に入れているのが現状です。
企業の話題作りや実際の現場の円滑運営等には有効な手段だと思います。
ただ大変残念だったのは、私がうかがった店舗ではこの「安心レンジャー」の説明札は各卓にはなく、1,2か所の卓にだけおいてありました。これではせっかくの取り組みに誰も気づきません。またスタッフの中にはタイ未着用の人もいました。
本社がアイデアを出したが、現場レベルには十分な落とし込みがなされていない悪い例、としても参考になってしまった、今日の夕食時間でした。
全くの余談ですが、私があるホテルに総支配人として着任した時、大型館で館内のこともよくわからないので初日に自分で「見習い」という名札を作りました。
まさにその初日当日、お客様からのクレームで「支配人を呼べ!」と激怒されているとの連絡が入り、急ぎお部屋へ向かい、謝罪しながらお客様にお会いすると目を白黒、パチパチ、唖然・・・
その時に「見習い」という名札をデカデカと付けていることを思い出し、しまった!と思いました。
お客様にはもう正直にお話をするしかないと思い「このホテルのサービスを徹底的に改善する為に、福岡から今日ここにやってきたところです!」と説明したところ、なんか急に同情されました。
その後なぜか気に入って頂き「このホテルが良くなっていくところを見届けていく」とヘビーリピーター様になって頂けました。
そんなことを思い出したビッグボーイでのディナータイムでした。
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