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裏道や路地裏へのお誘い ・・・ たまには王道から外れて視点を変える

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決して裏社会へのお誘い、ではありません。仕事が行き詰まった時、なかなか問題が解決できない時、どうしていいかわからない時、そんな時は普段進んでいる王道から裏道や路地裏に入ってみましょう。



ホテルの経営をどうしたらいいかと悩んでいる方は、経営に関する本を読むことが多いかと思います。


飲食店の新しいメニューを考えなくてはと思っている方は、他社の料理動向を探ったり、人気メニューを検索したりされると思います。


もちろん、それ自体は必要でしょう。私たちの提案はそれにプラスして、裏道や路地裏に入ってみる、ということです。



普段通り慣れている道の一本裏道、そこに何があるか知っていますか?その慣れた道の、普段曲がらない角を曲がったら何があるかわかりますか?


皆さんもきっと経験があるかと思いますが、ふと通ってみた裏道に自分好みの店を発見したり、路地裏のこんなところにこんな公園が、など新たな発見をすることがあると思います。


このコラムの執筆者は裏道や路地裏が大好きで、休みの日や少し時間がある時は普段通っている道から脇に入ったところをサイクリングしたり歩いたりしています。


生活圏内であっても全く知らない景色が広がっていて、毎回いろんな発見があります。



ビジネスにおいても同様です。自社のカテゴリーに限らず、いろんなニュースや情報にアンテナを張ろうとよく聞きますが、これも同様のことです。


ホテルの経営改善を検討する際にその様な内容本を読むことはもちろん重要ですが、併せて裏道や路地裏の新たな景色からヒントを貰うことも考えてみましょう。



一例ですが、当社が家族旅行でのご利用が多い旅館の経営者に提案したことは、幼稚園~小中学校の文化祭・体育際の視察、できれば授業参観、また知り合いの方々に声をかけて子供たちが書いた作文集を読み込む、ということです。


経営改善をしたいというご依頼でしたが、社長は「経営」と「お客様(家族旅行を計画する保護者)」というところに目が行き過ぎていました。家族旅行を計画される方々の目的は、子供たちとの楽しい思い出づくりがほとんどです。そのヒントは子供たち自身にあるはずです。


社長は文化祭などで子供たちと話をしたり、作文集に書かれた楽しい思い出の数々からいくつものヒントを得て、それまでのPR方法や商品(宿泊プランの内容)を変更し経営改善に成功されました。



少し視点を変えてみること、これを私たちは「裏道や路地裏に入る」と呼んでいます。全くの新規事業を検討する場合を除き、自社の王道から少し裏道や路地裏に入ることは普段から常に意識して欲しいことです。


離れすぎない、そしてどこかで王道とつながっている裏道や路地裏は、皆さんのビジネスに大きなヒントと新たな気づきを与えてくれます。


写真は、本日少し時間が出来たので近所をサイクリングしながら裏道で撮った写真です。


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