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価値基準の意識を上に向けるか、下に向けるか

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私たちが事業再生現場で本気で取り組んでいる時は、ほぼ休みなしで現場スタッフと共に動き回っています。


これは日常生活でもよく聞く言葉ですが「そんなに頑張らなくてもいいんじゃないですか」「○○さんはもっと休んでいますよ」「誰もそこまでやっていないですよ」と言われることもあります。


確かに私たちより頑張っていない人たちは多くいます。しかし、私たちより頑張っている人も大勢いらっしゃいます。



ここからの内容は「ブラック企業」や「サービス残業」など、本人の意思とは関係なく「無理矢理頑張らされている」ことを肯定・推奨するものではありません。それは私たちも事業再生として改善している点です。


今回私たちが取り上げるのは「本気で自己成長を考えている人」に対してのアドバイスです。


自分を磨く/成長させようとする人は、まず自分の価値基準を他人ではなく自分に置きましょう。他の人はこのくらい頑張っている、このくらい働いている、という基準は相対的な基準であり、本来の自己成長とは関係なく、大きな成長を見込めない可能性があります。


○○さんは何回も休みを取っている、お茶したりタバコを吸いに行っている・・・ 「だから何?」でしょう。それはあなたの成長には関係ありません。


他の人が気になるなら、○○さんは率先して皆をリードしながら働いている、人の何倍ものスピードで仕事をこなしている・・・ そんな自分のお手本になるような人・行動に視点を置くべきです。



人のダメなところを反面教師にすることはできます。しかし、人の良いところをお手本にするほうが何倍も自己成長には有効です。


「あの人みたいにはなりたくない。あんなことはやらないようにしよう。私の方がまだまし。」と思うよりも、「あの人はすごいな。あんなことは私にはできない。私はまだまだだ。」と思った方がよりポジティブに物事に取り組めます。


人のダメな部分、マイナスな面を反面教師にして自分を成長させるには、自分の中で一度そのマイナス面を精査し、自分の中でどうプラスにしていくか考える必要があります。


人の良い部分、プラス面をお手本にして自分を成長させるには、相手のプラス面をそのまま受け入れればいいのです。



私たちは事業再生先では人のダメな部分を徹底して直していきますが、自己成長だけに限って言えば、他人のダメな部分は見ず、良い部分だけを見てそれを自分のプラスに吸収していきます。


その方が余計なイライラもありませんし、精神的に健全で自己成長にも役立ちます。


自分の価値基準は常にプラス方向へ向けましょう。




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