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天狗から無知に気づく時 / 謙遜が謙遜ではなくなる時

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私たちが事業再生先でいろんなアドバイスや改善を行っていると、「いろんなこと知ってて凄いですね、良いですね」等と褒められ?ます。


その時に「いやいやまだまだですよ!」と答えると「またまた、ご謙遜を!」とも言われます。



いや、これは謙遜ではありません。本気でそう思っています。



20代~30代にかけて、社会人としてある程度仕事が出来るようになると、私たちも含めたいていの人は自分に自信が出来、また程度の差はあれ天狗になる人もいます。


「そんなことも出来ないのか?」や「そんなの常識でしょ?」などの言葉が出始めたら要注意です。


これは私たちも通ってきた道ですので、いまそんな状態の人たちを非難しているのではなく、気を付けたほうが良いですよ!というアドバイスです。



そんな状態からもっと上を目指そう、もっと仕事が出来るようになりたい等いろんな向上心が芽生え、勉強したり積極的に経験を積んでいくと、ふと「自分は何も知らなかったんだな?」と思う瞬間が来ます。


「自分はそんなことも出来なかったのか」「これはもっとレベルの高い人にとっては常識だったんだ」と気づく時が来ます。



いわゆる「井の中の蛙大海を知らず」です。


自分が井戸の中で天狗・・・とまでいかなくてもちょっと仕事が出来ていい気になっていたとしても、井戸からでて大海を知るとなんてちっぽけな自意識だったんだろう、と痛感します。


それまでの自分が痛い人でしかなく、恥ずかしく感じます。


ただそれを感じた時に意識も変わり、ソクラテスの「無知の知」の意味をようやく体感し、自分の中での「自己評価」レベルをガクンと下げます。そこでもっともっと頑張ろうと思ったり、もっと自分が知らないことを貪欲に吸収したい、と考えるようになります。



こういう意識が芽生えた時、その時が自己成長のチャンス、出発点です。


私たちはコンサルタントという立場上、いろんな人にアドバイスできるだけの知識、スキル、経験が必要です。ただ、私たちの知らない業種や、もっともっと高度な事業再生内容に対しては私たちもまだまだ日々勉強と努力を続けていく必要があり、常にそれを心がけています。



事業再生を始める時、私たちはスタッフの前で上記のような内容を話します。


誤解を恐れずに言えば、いま自分が働いているホテル、旅館、飲食店等の中で物事を考え、その中で他の人よりも仕事が出来る、でも一般社会から見たら井の中の蛙レベルの人が非常に多いからです。


そんな人たちは、非常に痛い。田舎のガキ大将が威張っているレベルです。


だからこそ、まず井の中の蛙を痛感して貰い、大海を知るようにアドバイスしていきます。それに気づき自ら改善しようとする人、それにさえ反論・反抗してくる人、様々です。



しかし、自分は「天狗」「蛙」、それに気づいた人はその後大きく伸びます。


皆さんはどうでしょう?

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